人気ブログランキング | 話題のタグを見る


野草・野鳥・風景写真集


by shunfb

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

My Page

野草と野鳥の写真館

私のホームページです。
こちらもよろしく。

最新の記事

ブログ再開しました
at 2018-05-21 11:33
再び乗鞍岳へ その3
at 2017-09-05 08:58
再び乗鞍岳へ その2
at 2017-09-03 20:55
再び乗鞍岳へ その1
at 2017-09-03 08:08
木祖村の野草 その3
at 2017-09-02 07:00

カテゴリ

全体
  愛知県
野 草
  岐阜県
  三重県
  静岡県
  長野県
  山梨県
  滋賀県
  大阪府
  京都府
  奈良県
  兵庫県
  福井県
  石川県
  新潟県
  写真展
HP表紙画像
野 鳥
風 景
読 書
ときどき日記
未分類

タグ

(68)
(65)
(55)
(55)
(54)
(53)
(43)
(42)
(39)
(35)
(35)
(30)
(26)
(25)
(25)
(22)
(20)
(16)
(14)
(10)

以前の記事

2018年 05月
2017年 09月
2017年 08月
more...

画像一覧

記事ランキング

検索

その他のジャンル

東北の花旅

この時期になればもう来年の事を書いても鬼に笑われることはなさそうなので、来夏に予定している花旅の計画についてちょっとふれてみたい。行先は北東北。最初に東北へ出かけたのは2007年だった。このときは、早池峰山、八幡平、秋田駒ケ岳、栗駒山、月山、蔵王(熊野岳)を巡る7泊8日の旅。2008年には鳥海山とその経路の途中にある月山、栗駒山へ再度行こうと計画していたが、6月14日に発生した「岩手・宮城内陸地震」のため道路が寸断され、実行断念の止むなきに至った。

2009年になって、そのリベンジを果たすべく2度目の東北の山旅に出かけたものの、鳥海山では暴風雨に見舞われ途中で撤退。月山もまた雨に祟られて不本意な結果に終わった。今回計画しているのは、焼石岳、八甲田山、岩木山がメインで、これに加えてこれまで行った中でも気に入った山の早池峰山、鳥海山の5座。過去2回は最初の目的地付近まで飛行機を利用し、その後レンタカーで回っていたが、今回は自宅から車で現地へ向かう計画である。1山1日として、往復の旅行日を入れると6泊7日の計算になる。

いずれにしてもこの旅行が実現するかしないかはともかくとして、とりあえず計画だけは作ってみようと思い立って作業に取りかかった。まずはインターネット「Mapion」90万分の1地図によって目的地の位置関係を確認して大まかな周遊コースを考えた。当初は最北の八甲田山から順に南下して鳥海山に至るコースを考えたのだが、旅行日程を決めるに当たって、焼石岳の花の見頃が6月下旬から遅くとも7月上旬であることや、その時期には既に梅雨に入っているだろうことが想定されるので、南から北に向かって遡上し、梅雨から遠ざかるようにする方が賢明であることに思い至った。

この順路ですべてを回ろうとしたとき、鳥海山では撮影にかける時間を十分確保するためには山頂で1泊する必要があること。また早池峰山から八甲田山へ行くまでの距離が遠くて宿に着く時間が遅くなりすぎるため、途中にある秋田駒ケ岳を加えて日程にゆとりを持たせることが望ましいことなどを考え合わせると、旅行日程を2日伸ばし、8泊9日にする必要がありそうなことが分かった。

花旅の計画を練るときにまず考えることは、どこでどんな花を見たいのか、ということである。これがはっきりしないと目的地も旅行日程も決まらない。幸い、手許にはこれまでの東北旅行に際して収集した資料があるのでどの山にどんな花が咲くかということは容易に調べることができた。あとは「いつ出かけるか」ということ。花の種類が多い時を選ぶなら7月下旬になるが、その時に見たい花が咲いているとは限らない。今回は雪解け直後に咲く花をイメージして出かけることとしたので、その時期は必然的に6月中以降の早い時期というこになる。ただ、あまり花の種類が少なくても淋しいし、残雪が多過ぎても困るので7月上旬を旅行期間に選んだ。

こうした長期間の旅行計画を作るときには、ある目的地から次の目的地までの所要時間を予め調べておく必要がある。宿へは遅くとも夕方6時までに入らないと夕食にありつけないことだってあり得る。ということで、目的地間の区間距離をまず調べる。高速道路の場合は、「NEXCO」サイトの「料金・ルート検索」メニューで区間距離・所要時間・料金を簡単に調べることができるが一般道路の場合はそんなわけにはいかない。

「Mapion」サイトには「キョリ測」というメニューがあり、起点から目的地までの走行経路を道路形状に沿って要所々々をクリックしていくと区間距離を求めることができる。この作業は面倒ではあるがシコシコやるしかない。ここで調べた道路番号、経由地点の地名、区間距離をとりあえずExcelシートに記録する。道路番号・経由地名がなぜ必要かというと、車のナビは時としてとんでもない経路を選択することがあるので実走行時の補完資料として使用するためである。

次に調べるのが各目的地での登山ルート(散策コース)と標準コースタイムである。これは市販の山岳地図を見れば容易に調べることができる。私の場合は撮影が目的なので、登りは標準コースタイムの約3倍、下りは約2倍を目安として時間計算をする。各目的地にどれだけの時間滞在できるかは次の目的地までの移動時間がどれくらい必要かによって自ずと決まってくる。したがって、撮影時間を長くとろうと思えば出発時刻を早めることになる。

要は、次の目的地(宿)への到着時間を夕方の5時ないし6時と仮定して、そこから逆算して移動時間、現地滞在時間、出発時刻を決めればよい。移動時間は一般道路の場合、平均時速を約30kmで設定すればほぼ予定した時間内に到着することができる。ただ、災害や道路工事などによって道路規制がなされていることもあるので、事前に「日本道路交通情報センター」サイトで直近の道路情報を確認しておくことが望ましい。

最後に宿泊施設をどこにするかであるが、目的地に最も近い所、たとえば登山口付近が理想的であることは言うまでもない。山での花散策ともなれば、そんなところにホテルや旅館はほとんどないので、民宿ということになる。まあ、宿は雨露さえ防げればいいと思っているから贅沢なことは言わない。民宿の良いところは山の直近情報が得られることや早朝対応もしてくれるので朝4時にチェックアウトすることもできる。また、前日に頼んでおけば昼食の弁当も用意してくれるから何かと融通がきくし、リーズナブルでもある。

これらの計画を作る過程では、インターネットが大いに役立つ。有益だと思ったサイトはとりあえずPCの「お気に入り」に専用フォルダを作成して登録しておき、後日そのうちから必要な情報だけを取り出してExcelシート上に記録している。旅行計画表の他、目的地別にタブ見出しを付けて情報を整理しておけば何かと便利である。さらには、旅行から帰って写真を整理したり、ブログやホームページに記事を書いたりするときにも役に立つ。

こうして作成した旅行計画によると、コースは鳥海山を起点として、焼石岳、早池峰山、秋田駒ケ岳、八甲田山、岩木山の順になる。旅程は8泊9日。車の走行距離は約2,700kmにもなる。経済的なことも加味して考えると土曜日に出発して翌々週の日曜日に帰還することになりそうだ。

さて、残る問題は、長期間の旅行に耐えられる体力があるかどうかだ。加齢とともに年々体力の衰えていくのは止むを得ないことだとしても、登山途中でギブアップすることだけは避けたい。とすれば、日ごろから鍛錬して心肺機能、脚力を高めていく他ない。それなりに努力すれば向上させることはできないまでも、現状維持ぐらいのことはなんとかなりそうだ。がんばろう !!  でも、ホントに行けるのかなあ??? (笑)。
by shun_photo | 2012-12-19 23:52 | ときどき日記