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野草・野鳥・風景写真集


by shunfb

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歴史小説・時代小説の読者といえば、中高年男性が大半を占めるものだとばかり思っていたら、このごろでは「歴女」なる言葉を時々目にするようになった。なんの意味かというと、「歴史好きあるいは歴史通の女性を指す造語」ということのようである。

歴史好きと言っても、単に歴史小説ファンというわけでもなく、歴史に登場する特定の人物や人間関係に強い興味を持ち、まるで俳優やアイドルの追っかけのようにゆかりの地を訪ね歩いたり関連グッズや書籍を買い求めたりする。10~20代の若い女性が多いのが特徴らしい。

そういえばNHKの大河ドラマの放映が始まると、物語にゆかりのある土地などではまるで観光地のような賑わいを見せるようになるし、最近各地の城などでは、歴女ブームにあやかってか、「おもてなし隊」「武将隊」と銘打って戦装束に身を固めた若者が華やかなパフォーマンスを繰り広げて観光客を楽しませている。そうしたことで歴史に興味を持ち、歴史小説ファンが増えるならば喜ばしいことである。

かく言う私も歴史小説に興味を持ち始めてかれこれ30年近くになり、その間に買い求めた本は900冊にもなった。その数が増えるにつれて、かつて読んだ本でも忘れてしまい、同じ本を2度も買ってしまうことがある。そんなこともあって司馬遼太郎を読み始めて間もなくの頃、重複購入防止のために購入図書をExcelファイルに登録して、蔵書目録を作るようになった。

つい最近までは、蔵書目録に掲載する作家としては、司馬遼太郎、宮城谷昌光、吉村昭、池波正太郎、新田次郎ぐらいであったが、10日ほど前にいっそのことすべての歴史小説を網羅してみようと思いついて、1冊ずつ本の奥付けを見ながら図書名(巻別)、著作者名、出版年月日、出版社データを入力していった。

この作業を5日間ほどで終えると、どうせのことならこれをホームページに掲載してみようという慾が出て、作家別に頁を作成して昨日すべての作業を終えた。べつに歴女をターゲットとしたわけではないが、これから歴史小説を読んでみようと思っている方には多少なりとも参考にしていただけるものと思う。

HP「野草と野鳥の写真館--私の本箱」 http://shunfb.web.fc2.com/page/book/abcde.htm
by shun_photo | 2012-02-23 12:30 | 読 書